「隠したい」から、「見せたくなる」へ
MINIMAL SHAPE 消火器スタンド 開発秘話

 

「隠したい」から、「見せたくなる」へ

MINIMAL SHAPE 消火器スタンド 開発秘話

MINIMAL SHAPE 消火器スタンド

飲食店には欠かせない消火器。
けれど、こだわって作り上げた空間に置くと、どうしても浮いてしまう。
そんな悩みから生まれたのが『MINIMAL SHAPE 消火器スタンド』です。

バリエーションの拡大と絞り込みを経て、今の形にたどり着いた人気プロダクト。
その開発の背景と、名入れ対応に込めた想いを開発者に聞きました。

── MINIMAL SHAPE 消火器スタンドは隠れた人気商品ですよね。
きっかけは何だったんでしょう?
開発者 商品開発のメンバーが店舗設計をやっていた時に困っていたんですよ。
かっこいいお店を作っても、消火器が空間を壊してしまう
── 基本的に飲食店は置かなきゃいけないですもんね
開発者 そうなんです。探すには探したんですけど、
正直に言うとあまりかっこいいものがなくて…
── どうしても主張しているものが多いですよね。
「消火器はここです」とわかりやすいような
開発者

大切なものですから「ここにある」と伝わらなきゃいけない。
そんなデザインでありつつ、空間に馴染むものがない。
だから、作ったんです

MINIMAL SHAPE 消火器スタンド デザイン
── デザインの特徴はどういったところでしょうか?
開発者 シンプルなところですね。
やるべきことが明確だったので、迷いはありませんでした
── すんなりと作れた?
開発者

そうですね。私たちが求めていたのは、
伝えるべきことは伝えつつ、お店にとって見せたくないものを隠す、
というシンプルなことだったので。

構造も複雑なものではありませんでした。

── でも、バリエーションが多かったですよね
開発者 最初はシンプルなL字型から始まったんですが、
思った以上に人気が出て。
これは需要があるなと。それで形が増えていきました
── カラーも増えましたよね
開発者 シルバーのアルミアルマイトですね。これもまた人気で
MINIMAL SHAPE 消火器スタンド バリエーション
── でも、そのあと形を減らしました。
何があったんでしょう?
開発者 全部で5形状になった時、
やっぱりこれは多すぎるかもしれないと冷静に数字を見たんです。
そしたら人気が3形状に集中していて
── それで今は人気の形だけが残ったと
開発者 多いとお客様も迷いますからね。
人気の型だけを残して、
今までできなかった名入れをできるようにしたんです
── 型は減ったけど、できることが増えたんですね
開発者 名入れの需要はあると思ったんです
── お店をやっていた身からすると、その需要はあると思います。
消火器を隠せるとはいえ、
消火器カバーはお客様には見えますからね
開発者

ですよね。あと、名入れできる消火器カバーって、
あまりないと思うんです。

隠さないといけないというネガティブな気持ちを、
名入れができることでポジティブに変換してもらえたら
嬉しいですね

消火器があるだけで空間が壊れてしまう。
店舗設計に携わっていたからこそ、譲れない部分があった。

お客様に見えないように、目に入っても違和感がないように。
むしろ、見せたくなるように。

Written by

福永英侍

PIECE OF SIGN 商品開発チーム。元「THE LATTE TOKYO」オーナー。約10年間休まず、渋谷区神山町で小さなコーヒースタンドを運営。当時の経験をもとに、店舗に寄り添う読み物も執筆中。