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忙しい営業の合間にSNSを続けるコツ

 

忙しい営業の合間にSNSを続けるコツ

「誰に、何を、何のために伝えるのか?」でブレない運用に

THE LATTE TOKYOのカフェラテ

以前、「店舗オープンした直後の集客はどうしていた?」の回で、SNSについて話しました。
SNSをやるのは前提として、他に気になっていることをやってみればいい、と。

とはいえ、SNSも「これがベスト!」という答えがないツール。
どうやって運用すればいいか、迷っている方も多いと思います。

今回は、僕が実際にどうSNSを使っていたか、お話しします。
日々の店舗運営のヒントになれば嬉しいです。

今の時代、SNS運用は当たり前。
お店を運営されている方で、SNSのアカウントを持ってない人はいないのではないでしょうか?
たとえ集客が目当てではなくても、一昔前でいうところのホームページの役割がありますからね。
あるのとないのとでは安心感が違います。

もし今、お店をやられていて、
でもSNSは苦手とか、やり方がわからない、どう始めたらいいかわからない、
そんな方がいたなら、こんな文章を読む手を止めて、まずアカウントを作りましょう。

とりあえず、オープンしたばかりなら Instagram だけで大丈夫です。
僕のカフェも主に動いていたのは、Instagram だけでしたので。

アカウントの準備はできましたか?
それでまず——

なぜSNSをやるのか

「有益な情報を発信しなければ」
「おしゃれに見せなければ」
「映える投稿をしなければ」

SNSが苦手な人は、こんな思い込みに囚われている気がします。
タグ付けがどうの、ストーリーズがどうの、リールって何がベスト?みたいな。

一旦、細かいことは忘れてください。
後でいいというか、興味があって楽しめる人がやればいいんです。

でも、どんなお店も最低限はやったほうがいいと思っていて。
難しく考えてしまうのは、目的を間違えているからだと思うんです。

お客様は、あなたのお店に行く時に何が知りたいのか。

こだわりの商品、厳選された素材、レシピ開発の秘話?
そうではないと思うんです。
それは、後の話。

そんなのはいずれ話が尽きてしまうし、尽きた後に更新が止まってしまう典型です。

結局、何が知りたいかって、
今日営業してるかしてないか。
ただ、それだけだと思うんです。

自分が他のお店に行く時に知りたくないですか?
今日やってるかどうか。

「そんなのはグーグルマップを見ればわかる」と思うかもしれません。
でも、実際には営業情報が間違っていることも多いですよね。

僕は何度も"やってるはずのお店"に振られたことがあります。
だからこそ、信頼できるのは"お店自身が発信している情報"なんです。

それが、SNS。

お店のアカウントで、「今日も営業しています」という言葉があるだけで、不安が無くなりますよね。
そう考えたら、SNSの更新が止まることはないと思うんです。

おしゃれにできないとか、あまり反応がないからとか。
やらない理由や更新しない理由はわかります。

面倒ですしね。

でも、それらはお客様には関係ないんですよ。
来たい人に、来てもらえるように運用する。
それだけの話です。

内向きな理由だと、簡単にサボれてしまうので、何のためにやっているかを明確にしましょう。
自分が客だったら、何を知りたいか。

僕の場合、それは営業しているかどうかだし、何時までやっているかでした。
なので、お店をやっていた時は、毎朝更新してたんです。
来たいと思ってくれている人に「今日やってますよ」と、伝えるために。

続けるハードルの下げ方

それでも続けるのは難しい…そんな人もいると思います。

多分、写真がハードルを上げてるんじゃないかと。
「どうでもいいけど、こんな写真を上げてもいいのか気にはなる」
そんな心境ではないでしょうか。

それなら、ストーリーズ機能を使いましょう。
24時間で消えるし、ポストが残らないからごちゃごちゃしないですしね。

あと、写真の構図を決めてしまうという手もあります。
僕はこれをやっていました。

「カップを手に持って撮る」

ストーリーズがない時代だったので、毎日の写真で苦悩していた時に生み出したんです。
ええ、苦肉の策です。

カップを手に持った写真の例

僕が伝えたいのは、あくまでも営業してるかどうか、だったので、
写真を撮ることで抱えるストレスを最小限にしたかった。

なので、いかに楽をするかを考えた結果、同じ構図で撮ることにしたんです。

続けていると、それを真似するお客様が出てきたり、
常連さんからは愛のあるいじり——「いつも同じだぞ」——みたいなことを言われましたが、
毎朝おしゃれな写真ではなくても、気にしてる人はいないという印象を持ちました。

「毎朝、意識しなくてもできること」

続けるには、気合でもセンスでもなく、仕組みです。

あと、目的を見失わないこと。
誰のために、何のために。
それを忘れずにいれば大丈夫です。

SNSは、お客様に安心して来てもらうためのもの。
苦手な人こそ、自分に合った"安心の伝え方"を見つけていければいいと思います。
無理をしなくても、誠実な更新はちゃんと届きますから。