お店が暇なときこそ、あきらめる
お店が暇なときこそ、あきらめる
心が軽くなる受け入れ方

この時期、お店は静かになりますよね。
ニッパチ(2月・8月)は暇という言葉があるぐらい、
寒い日と暑い日は飲食店が閑散とします。
僕のお店も例外ではありませんでした。
9年半、「ニッパチは暇」から逃れられたことはありません。
季節限定メニューや様々な企画を催しましたが、
それでも春と秋に比べたら売上は落ち込んでいました。
今日は、そんな閑散期をどう過ごしていたか、
僕の経験をお話ししようと思います。
お客さんの足がどうしても鈍りやすいこの時期。
僕は不安になっていたんです。
「飽きられたのか」「必要とされていないのか」「もう駄目かもしれない」
売上が落ちるとネガティブに引っ張られ、
お店を開けていても虚しい日々を過ごしていました。
「何か打つ手があるかもしれない」
そんなことを考えて行動し、
結果が伴わない数年が過ぎた頃、僕は決断したんです。
諦めよう。
これが良いのか悪いのかは分かりません。
ただ、季節には勝てないというのが、僕の下した決断です。
考えてみてください。
あなたは極寒の中、わざわざ足を運ぶ場所がどれほどありますか?
あなたは酷暑の中、どうしても行きたいお店ってありますか?
僕はないんです。
なるべく外にいたくない。
それなのに、自分のお店には来てくれるという期待が、
間違いだと気が付きました。
もちろん、やるべきことはやります。
その時期にしか提供しない手間のかかるドリンクを作り、
最低限の来店は確保していました。
それでも、お店は静かで、
僕は不安に押しつぶされそうになっていました。
同じように不安を感じている人に、
僕がやっていたことをお伝えしようと思います。
映画を観て、本を読み、同業者のブログを眺めていました。
要するに、暇を楽しんでいたんです。
「何かしなければいけない、売上に繋がるアクションを…」
僕らは「仕事をしなければ」という、
強迫観念に近い何かに、常に襲われていると思うんです。
それは、経営者としては正しいのかもしれません。
でも、どうしようもないこともある。
それが分かってからは、
楽しむことに罪悪感を抱かなくなりました。
やることはやったから。
お店を開けているだけでも十分に偉いのではないか。
5年目ぐらいからは、それぐらいの気持ちでいましたね。
2月、8月にまるっと休まれるお店もあるぐらいですから。
僕はこの暇な時期に同業者のnoteと出会い、
発信することの大切さを知り、自分も書こうと思いました。
そこには、商品の紹介や経営の考え方、
辛い時期の乗り越え方が書かれていて、
僕はその言葉に救われたんです。
集客のためでもあるし、同業者への応援でもあった。
その言葉が、今の僕を作っています。
だから、どうにかこの時期を乗り越えてください。
自分のせいではないこともある。
それを受け入れるだけでも、心は軽くなると思います。
