Custom Event Setup

×

Click on the elements you want to track as custom events. Selected elements will appear in the list below.

Selected Elements (0)
    全商品送料無料(沖縄・離島を除く)
    ご注文から5営業日以内で発送
    表札・看板 フルカラー印刷

    PRODUCTS

    COLLECTIONS

    商品で差別化できないからこそ、手を抜かない

     

    商品で差別化できないからこそ、手を抜かない

    「コト消費」時代の前提条件

    記事のサムネイル画像

    情報発信をして、あなたが何者なのかを知ってもらう。
    そのどれかに引っ掛かり、お客様が増えていく。

    だから、情報発信をしましょうね。
    前回はそんな話を書きました。

    でも、情報発信の前に、もっと大切なことがあります。
    それを忘れてしまうと、どんなに発信しても意味がありません。

    「モノ消費ではなく、コト消費」

    耳にタコができるぐらい、この言葉を聞いたと思います。
    でも、勘違いをしてはいけないんです。

    モノが前提だということを。


    僕がお店をやっていた頃、一人の男性がいらっしゃいました。

    「カフェをやりたいんです。人が集まる場所を作りたくて」

    「いいですね。コーヒーはどうされるんですか?」

    「飲食は未経験なのでコーヒーの淹れ方も正直わかりません。だから、ネスカフェのカプセルのやつにしようと思うんです」

    その言葉に、僕は正直に言うと、飲食を甘く見ているなと感じました。

    ネスカフェのコーヒーが悪いというわけではなく、場づくりを否定しているわけでもありません。
    ただ、それでお客様がついてくると思っている部分に、甘さを感じたのです。

    美味しくないお店が無くなった今、家でも飲めるクオリティのものに、お金を払うのか。

    一度は来ても、二度は来ない。
    そんなお店は続かないんです。

    売上の8割は2割の常連さんによって支えられるという話があります。
    果たして、あなたが提供するものは、何度も飲みたいと思えるものなのか。
    それを今一度考えてほしいなと思いました。


    もし僕がカプセルタイプのコーヒーでカフェをやるなら、
    コワーキングカフェにするぐらいしか思い浮かびません。

    フリードリンクにして、ドリンクでお金を取らない。
    他で価値を提供し、そっちがメインの機能となるなら、ドリンクのこだわりは必要ないでしょう。
    お客様の目的がコーヒーではないので。

    そういうことであれば、男性の背中を押していたと思います。


    「モノで差別化はできなくなった」
    これは事実ではあるんですが、そこに手を抜いていいという話ではないんです。

    あくまでも前提は、もう一度それを味わいたいと思えるか。

    お店をやりたい動機も、お店をやる人の背景も、それぞれでいいと思うんです。
    未経験者でもやれるのが、飲食の良いところでもありますしね。

    ただ、お金をもらって商品を提供することには、真剣に向き合ったほうがいい。

    あなたが客なら、もう一度来たいと思えるか。
    素敵な場所で、落ち着く空間だとしても、美味しくないものには二度とお金を払わないでしょう。

    一見さんばかりを相手に考えているならまだしも、自分でお店を始める人にそんな人は少ないと思いますし。


    「モノ消費ではなく、コト消費」
    「情報発信で集客」

    これらの言葉は正しいけれど、全てではありません。
    そもそもの前提を忘れないように。

    それがなければ、コト消費や情報発信の部分でも、苦労することになると思うのです。

    Written by

    福永英侍

    PIECE OF SIGN 商品開発チーム。元「THE LATTE TOKYO」オーナー。約10年間休まず、渋谷区神山町で小さなコーヒースタンドを運営。当時の経験をもとに、店舗に寄り添う読み物も執筆中。